2億5000万米ドルのホスト救済基金をはじめ、さまざまな支援を発表

世界最大級の旅行コミュニティプラットフォームのAirbnb Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下:Airbnb、日本語名:エアビーアンドビー)の共同創業者でCEO兼コミュニティ担当最高責任者であるブライアン・チェスキーは3月30日午後3時(太平洋時間)、ホストの皆さまへのビデオ質疑応答の中で、以下の施策を発表しましたのでお知らせ致します。

2億5000万米ドルのホスト救済基金を設立

新型コロナウィルス(COVID-19)によるキャンセルの費用を負担するため、ホストに総額2億5000万ドルをお支払いします。ゲストがCOVID-19に関連する理由で、3月14日~5月31日の間にチェックインする予約をキャンセルした場合、Airbnbは、通常設定されているキャンセルポリシーに基づき受け取れたはずの金額の25%をホストにお支払いします。これは、この期間中COVID-19に関連するすべてのキャンセルに遡って適用されます。この費用はAirbnbが全額負担し、4月からお支払いを開始いたします。3月14日以前に予約されたゲストも当該予約のキャンセルが可能であり、通常の払い戻し、または支払金額に相当する弊社の旅行クーポンを受け取ることができます。詳しくは、(https://airbnb.jp/hostrelief)をご覧ください。

1000万ドルのスーパーホスト救済基金を設置

こちらの基金は、ご自宅をリスティングとして掲載・ホスティングをすることで、家賃や住宅ローンの支払いに当てていらっしゃるスーパーホストの皆さま、そのほかにも、ホスティング収入が主な収入源で生活費のやりくりに苦労されている長期の体験ホスト向けに設けられました。このたびAirbnbの社員も一丸となり、それぞれの自己資金から総額100万ドルを寄付、この基金の一部としています。ブライアン・チェスキー(共同創業者及びCEO兼コミュニティ担当最高責任者)、ジョー・ゲビア(共同創業者兼Samara最高責任者)とネイサン・ブレチャージク(共同創業者兼CSO及びAirbnb China会長)は、残りの900万ドルを個人的に寄付することにいたしました。4月から、ホストの皆さまが、最大5,000ドルの返済の必要補助金を申請できるようになる予定です。詳しくは(https://airbnb.jp/superhostrelief)をご覧ください。

追加支援の計画

さらに、過去に宿泊経験のあるゲストが、直接ホストの皆さまに経済的な支援を行える仕組みを設けます。ゲストのニーズに耳を傾け、柔軟な対応をしてくださる素晴らしいAirbnbホストの皆さまに対し、感謝の印として経済的に支援したいという声をゲストから数え切れないほどいただいています。ゲストが過去に宿泊したリスティングのホストの皆さまに、寄付金と併せて手紙を送ることができるようにすることも計画しています。正式には4月に発表する予定です。困難な時期であるからこそ、「ささやかな温かい気持ち」が現在の状況を乗り越えるための大きな力になると信じております。

<参考>

ブライアン・チェスキーCEOからホストの皆さまへのメッセージ

ホストの皆さま

この2か月の間で状況は大きく変わり、困難に直面されている方が多くいらっしゃると拝察いたします。私も皆さまと同じように、友人や同僚から離れ自宅待機をしており、この先世界はどうなっていくのだろうかと、漠然とした思いを巡らせる日が続いています。毎日ニュースを見ながら、新型コロナウイルスの感染拡大の規模、またその影響を受けている国々、地域、皆さまとご家族のことを思うと心が痛みます。

このような状況において、現在、旅行業界のビジネスは世界的に停止状態にあります。航空便は運休や減便となり、多くの国では国境が閉鎖されています。宿泊ゲストを含め、私たち自身も、そして世界中多くの方々も、政府からの要請による都市封鎖のために自宅を出ることができません。ご存知のとおり、旅行はほぼ不可能となりました。

世界保健機関(WHO)が世界的大流行を宣言した3月11日、Airbnbは困難に直面しました。予約をキャンセルしたゲストへ返金の対応をした場合、ホストの生活に重大な影響を及ぼすことは承知しておりました。しかし、ゲストやホストを危険な状況に追い込むばかりか、さらなる公衆衛生上の被害を及ぼすようなことはできず、やむなくゲストに予約のキャンセルを許可し、Airbnbの手数料を含む全額返金で対応する決定を下しました。この決定は経営上の決定ではなく、公衆の健康保護のために行われたことをどうぞご理解いただければと存じます。

しかし、この決定についてAirbnbがパートナーである皆さまにご相談しなかったことを深く後悔しております。ホストの皆さまから多くのご意見が寄せられました。Airbnbにとって大切なホストの皆さまを失望させてしまったことを大変申し訳なく思っております。

パートナーだと感じられるような対応をしてもらえなかったと感じられた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、皆さまに今一度お伝えしたいことは、Airbnbはホストの皆さまをパートナーだと思っているということです。皆さまの苦しみは、Airbnbにとっても苦しみです。現在多くの方が大変な困難に直面されているなか、皆さまに必要なのは、言葉ではなく、Airbnbの行動による支援であることを承知しております。

今回の危機を乗り切るため、次のような対策を講じてまいります。

COVID-19によるキャンセルの費用を負担するため、ホストに総額2億5000万ドルをお支払いします。ゲストがCOVID-19に関連する理由で、3月14日~5月31日の間にチェックインする予約をキャンセルした場合、Airbnbは、通常選択されているキャンセルポリシーに基づきお受け取りになる予定の金額の25%をホストにお支払いします。これは、この期間中COVID-19に関連するすべてのキャンセルに遡って適用されます。この費用はAirbnbが全額負担し、4月から返金を開始いたします。3月14日以前に予約されたゲストについてもキャンセルが可能であり、通常の払い戻しまたは、支払金額に相当する弊社の旅行クーポンを受け取ることができます。詳しくは、(https://airbnb.jp/hostrelief)をご覧ください。

1000万ドルのスーパーホスト救済基金を設置いたします。こちらの基金は、ご自宅をリスティングとして掲載・ホスティングをすることで、家賃や住宅ローンの支払いに当てていらっしゃるスーパーホストの皆さま、そのほかにも、ホスティングが主な収入源で生活費のやりくりに苦労されている長期間活躍されている体験ホスト向けに設けられました。このたびAirbnbの社員も一丸となり、それぞれの自己資金から総額100万ドルを寄付し、この基金の一部としています。ジョーとネイトと私は、残りの900万ドルを個人的に寄付することにいたしました。ホストの皆さまが返済する必要のない最大5,000ドルの補助金の申請は4月に開始される予定です。詳しくは(https://airbnb.jp/superhostrelief)をご覧ください。

また弊社では、過去に宿泊経験のあるゲストが直接ホストの皆さまに対し、経済的な支援を行える仕組みを設けます。今日までゲストのニーズに耳を傾けてきたところ、柔軟な対応をしてくださる素晴らしいAirbnbホストの皆さまに対して感謝の印として経済的に支援したい、という声をゲストから数え切れないほどいただいてきました。ゲストが過去に宿泊したリスティングのホストの皆さまに、寄付金と併せて手紙を送ることができるようにすることも計画しています。正式には4月に発表する予定です。困難な時期であるからこそ、「ささやかな温かい気持ち」が現在の状況を乗り越えるための大きな力になると信じております。

米国政府による最近のCOVID-19景気刺激法案において、Airbnbは支援を確保するためにホストの皆さまとともに取り組んでまいりました。現在この法律では、米国のホストの皆さまが小規模事業助成金、小規模事業ローン、失業援助など多くの救済措置を利用できるようになりました。連邦議員宛に105,000件以上のお電話・メールでのご連絡をしていただくなど、ホストの皆さまにご協力いただき、心より感謝しております。

Airbnbでは現在、これ以外の対策にも取り組んでおり、今後数週間以内にさらなる詳細と最新情報をお送りしていく予定です。この取り組みには、著名な疫学者ラリー・ブリリアント博士とその専門家チームの協力をいただき、ホストとゲストの安全を守るための清掃基準、またホストとゲストのための旅行保険、ビジネス再建に役立つ需要を提供するプログラムが含まれます。

私たちは、ホストの皆さまとのパートナーシップを再構築していけるよう努力してまいります。一丸となって協力していくことによって、これまで以上に強固かつ最善のパートナーシップを築いていくことができると確信しております。最近では、新型コロナウイルスの対応に第一線であたる医療従事者・救援救急隊員向けの宿泊施設を提供する協力体制の事例がこのパートナーシップの一例に挙げられるでしょう。Airbnbはホストの皆さまと協力し、一部の国と地域で、医療従事者、救援活動従事者、救急隊員の方々に無償または宿泊料金を一部補助する形で宿泊施設を提供し、10万人以上の医療従事者の滞在先確保を支援しています。すでに4万人以上のホストの方がプログラムへの積極的なご参加の意思を表明し、協力してくださっています。ご登録をご希望の方は、(https://airbnb.jp/covid19relief)より、詳細をご確認ください。

信頼はパートナーシップの基盤であり、時間を経て構築されるものです。皆さまからの信頼を得ること、そして皆さまと良いパートナーシップを築いていくことは、Airbnbの優先事項であり、最善の努力を尽くして取り組んでまいります。再び旅行が可能になることを確信し、状況が改善された際に、多くのゲストを皆さまとお迎えできることを楽しみにしております。