Airbnb、自然災害発生時における連携協定を墨田区と締結

主なポイント

  • 墨田区とAirbnbは、同区民に一時避難先を提供するための連携協定を締結しました。
  • Airbnbは今後、ホストや墨田区と協力し、自然災害に備える体制を整えていきます。
  • Airbnbは、さまざまな場所で宿泊施設を提供しており、一時避難先としてAirbnbの宿泊施設を活用することが最善策の一つになると考えています。

主なポイント

  • 墨田区とAirbnbは、同区民に一時避難先を提供するための連携協定を締結しました。
  • Airbnbは今後、ホストや墨田区と協力し、自然災害に備える体制を整えていきます。
  • Airbnbは、さまざまな場所で宿泊施設を提供しており、一時避難先としてAirbnbの宿泊施設を活用することが最善策の一つになると考えています。

本連携協定を通して、Airbnbは今後、墨田区と協力しながら、地震や洪水などの自然災害の発生時に区内の被災者を支援する目的で、Airbnbに掲載されている宿泊施設を一時避難先として活用できるよう具体的な計画を策定していくこととなります。また、この連携協定に基づき、Airbnbは墨田区内の一時避難先として利用可能な宿泊施設に関する情報の共有を円滑に進められるよう、同区内のホストの方々とも密接に連携してまいります。こうした避難先は、墨田区により、被災された区民の方々に紹介される予定です。

さらに、非営利団体であるAirbnb.orgは、過去10年以上にわたる緊急時の宿泊場所提供の経験を活かし、避難者に無償、または割引価格で一時的な滞在先を促進するための災害対応プログラムを実施していく予定です。

AirbnbとAirbnb.orgに掲載されている宿泊施設が被災地だけでなく、その周辺のさまざまな地域に散在していることを鑑みると、一時避難先を必要とする自治体にとってAirbnbから提供される宿泊施設を活用することが一つの最善策となります。さらに、Airbnbのリスティングは基本的に住居であることが多く、キッチンやバスルームのほか、場合によっては調理器具や洗濯機など、さまざまなアメニティや設備がそろっています。

<Airbnbアジア太平洋地域公共政策責任者 スティーブン・リューコメント>

災害対応の観点から、Airbnbは避難先を必要とする被災者の方々のプライバシーを尊重しつつ、適切な住居環境を速やかに提供できると確信しています。この度、自然災害や緊急事態の発生時に避難先としてAirbnbに掲載されている宿泊施設を活用するため、墨田区と連携して先駆的な取り組みを行うことができ、大変光栄に思います

墨田区長 山本亨コメント>

関東大震災から100年という節目の年にこのような協定を締結できたことを、大変嬉しく思います。大規模災害時には、被災者が一時的な生活を送るための避難場所の確保が重要です。本区では、要配慮者が安心して避難生活を送ることができるよう、福祉施設やホテルなど多様な避難場所の確保に努めてまいりました。このたび、Airbnb Japan株式会社との協定締結により、避難場所として新たにAirbnb掲載の宿泊施設が加わったことは、要配慮者のニーズにより広く応えることにもつながります。本区へのご協力に感謝申し上げますとともに、本協定を契機として、地域防災力の更なる向上に取組んでまいります。

Airbnbでは、今回の一時避難先プログラムのほかにも、日本国内の社会貢献活動に取り組んでいます。2022年には、北海道清水町と包括連携協定を締結。Airbnbホストの活動を奨励し、同町内の切迫した空き家問題の解決に取り組んでいます。また、地域社会の活性化を促進し、伝統家屋の歴史的、文化的、芸術的価値を高めることを目指して、一般社団法人全国古民家再生協会へ寄付金を贈呈しました。