Airbnb、新 IOC TOPパートナー企業として、 「一生に一度の私にしかできないおもてなし」をサポート、東京2020オリンピック競技大会に貢献
〜オリンピアンによる競技体験を生かした「体験」サービスも新たにスタート〜
世界最大級の旅行コミュニティプラットフォームの Airbnb (本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下:Airbnb、日本語名:エアビーアンドビー)は、国際オリンピック委員会(以下、IOC)と東京2020オリンピック競技大会(以下、東京2020大会)を含む2028年までのIOC「TOP(The Olympic Partner)パートナー」契約を締結し、去る今年11月18日にIOC トーマス・バッハ会長とエアビーアンドビー共同創業者兼CPOのジョー・ゲビアが出席した調印式の場で、長期的パートナーシップを発表しています。
対象期間: 2020年~2028年
主な対象範囲:
ユニークな宿泊施設
短期及び長期滞在型のホテル以外の宿泊施設、サービスアパートメント、ホストおよび/または顧客支援サービスなど
ユニークな体験サービス
ホストやデジタルマーケットプレイスによって提供され、ホストや顧客支援サービスが関わるアクテビティ、ツアーや複数日にわたるアドベンチャーなどを含むほかの体験(以下を含む)
オリンピアンによる体験サービス
オリンピアンやほかのアスリート、スポーツコミュニティにおける個人がホスト。今後、IOCにより新たに作られるオリンピアン体験カテゴリとして紹介されます
この今後約9年間のパートナーシップを踏まえ、その具体的な活動内容として日本でも、以下のように東京2020大会の成功に貢献していきます。
私なりの「おもてなし」をわが家から
日本においてエアビーアンドビーはこれまで、さまざまな形でご自宅の使われていないお部屋や、空き家を旅行者にシェアする民泊の支援をするほか、ご自身のスキルや能力を存分に生かし、主に海外からの旅行者に向けた「体験」を提供するプラットフォームを運営することで、新しいキャリア形成や副収入などの機会を創生してきました。そこで東京2020大会を機に、また2030年までに訪日旅行者数を6,000万人まで目指す国の目標に呼応する形で、当社でも下記のような活動を強化していきます。
1. 東京2020大会を機会に、新たに国内で「民泊」をはじめる方を支援
健全な住宅宿泊事業法の普及をベースに、競技会場が集中する関東圏の各地方自治体と積極的に連携し、イベント時のお試しのホームステイ体験が可能な「イベント民泊」が実施される県市区町村におけるホストを積極的に募集していきます。ご自宅の空いているお部屋や使っていない家などの資産を有効活用、この機会にホームホストになることで「自分流のおもてなし」をしたい方を支援します。一生に一度の「国際交流」の祭典への参加を促していきます。
また、ホームホストを増やし観戦旅行者の滞在を促すことで、地域経済への効果が期待できます。当社でもリオデジャネイロ2016大会では約8.5万人の宿泊者(ホスト収入額約30億円)、平昌2018冬季大会でも約1.5万人の宿泊者(ホスト収入額2.3億円)という多大な経済効果をもたらしています。また、今年国内で開催されたラグビーワールドカップでは、大会期間中に開催都市12都市でインバウンド旅行者の滞在によるホスト数は37万人、ホスト収入は前年同期比108%増にのぼりました。
2. 大会期間中にさまざまなユニークな宿泊施設の選択肢を提供
東京2020大会の競技期間中を含め、来年7月以降の数か月は、多彩な宿泊施設が求められることが予想されます。すでにあるご自宅や空き家を活用した民泊を実施することで多くの新しい宿泊施設を建設せずに済むサステナブルな旅行を促進し、下記のようなさまざまな宿泊ニーズを取り込んで地域社会に経済的なインパクトをもたらすことができます。
- 家族連れで移動し、ゆったり滞在したいファミリー需要
- 長期間滞在するため、広めのスペースでキッチンを付帯したリラックスできる場所が欲しい海外からの旅行客
- 車いす等の出入りがしやすく、手すりなど動き回りやすい設備の整ったユニバーサルデザインのユニークな宿泊施設や一般家庭での宿泊
- 観戦目的ではないボランティアや大会関係者など、比較的リーズナブルに宿泊施設に泊まりたい需要など
- 人気観光地のみに集中することなくさまざまな都市での宿泊
3. アスリートによる「オリンピアンによる体験」カテゴリを日本でもスタートし、オリンピアンの特技を生かした活動支援を実施
IOCとエアビーアンドビーは共同で、今後約9年間で世界各地のオリンピアンを中心としたアスリートによる「体験」カテゴリをスタートさせます。オリンピックで活躍した各種競技の「体験」カテゴリの誕生によって、日本でもアスリートがご自身の競技経験を生かして直接収入を得る機会となる新たなセカンドキャリアの可能性を提供していきます。
日本はもともと義務教育課程において体育が必須とされ、日常生活から運動に親しんでいることから、日本国内でも憧れのオリンピアンから直接、各競技を学べるプラットフォームが身近に使えることはまたとない機会となることと思われます。
トーマス・バッハ IOC会長コメント
「この革新的なパートナーシップは、オリンピック競技大会の効率的な開催が持続可能性を達成し、またホストコミュニティにレガシーを残すというIOCの戦略を下支えするものです。Airbnbのサポートにより、世界中のアスリートがスポーツなどの身体運動やオリンピックの価値を広める活動を行いながら自ら直接、新たな収入源を開拓する新たな機会をサポートしていきます。このパートナーシップにより、IOCが今オリンピアード期間(〜2020年)内に大会組織委員会や世界各国のスポーツ団体へ分配する50億米ドルに加え、競技生活を支える直接的な利益がアスリートにもたらされます」
田邉泰之 Airbnb Japan株式会社 代表取締役コメント
「この度、AirbnbがIOCのTOPパートナーに決定したことで、日本支社の我々も間近に迫る東京2020大会に貢献できることを嬉しく思います。近年ますます多様化する訪日観光客のニーズに柔軟に応え、多種多様な宿泊施設の選択肢を提供できることは東京2020大会の観戦者の満足度を向上するために重要と考えています。東京2020大会を機会に「民泊」のホストになることで、ご自宅からできる国際交流に参加して「自分なりのおもてなし」をするチャンスを楽しんでいただけたらと思います。さらに、素晴らしい競技で我々を魅了したオリンピアンから直接競技を教えてもらえる「体験」カテゴリの誕生によって、選手のリタイア後のセカンドキャリアの選択肢も生まれ、ますますスポーツを通じた交流が生まれることを期待しています。」