Airbnbでマハラジャ暮らし
ジャイプールの若き王が居城「シティパレス」を掲載、Airbnb初のロイヤルホストが誕生
2019年11月11日(現地時間):今なおマハラジャの末裔が暮らすジャイプール市内の「シティパレス」は、かつてはケネディ大統領夫人、チャールズ皇太子を歓待したこともある300年の歴史を誇る王宮です。その一室「Gudliya Suite(グディヤ・スイート)」がAirbnbで世界に先駆けて初公開され、11月23日より宿泊予約の受付がスタートすることになりました。ホストを務めるのは今をときめくマハラジャのパドマナーバ・シングさん。Airbnb初の王族ホストとなります。
ラージャスターン州の州都ジャイプールのシティパレスは、長い歴史とインド古来の美しさを湛える国内随一の建築です。ゲストが宿泊予約可能な豪華マハラジャ・スイートは、月の主殿「チャンドラ・マハル」内に位置します。ここは従来、王族とその賓客のみが立ち入ることを許された居住空間です。スイートルームはラウンジとキッチン、高級感あふれるバスルーム、ゲスト専用屋内プール付き。
ゲストは王族の生の暮らしをたっぷりと味わうことができます。ホストのパドマナーバ・シングさんはトレンド服をおしゃれに着こなし、馬にまたがってポロに興じる21歳のマハラジャです。2011年に祖父から王位を継承し、第11代の藩王に即位しました。
シティパレス自体はジャイプールに遷都した当主サワーイー・ジャイ・シング2世の命で1727年に建設されたもので、ラージプート様式、ムガル様式に加えヨーロッパ建築の影響も見られ、インドのムガル帝国歴王の先進的な世界観を色濃く反映しています。朱色がかった黄のファサードと手入れの行き届いた中庭の先には、優雅なダイニングホール、眩いシャンデリア、砂金が煌めく砂岩の壁、精緻な彫刻の装飾が広がり、まさに圧巻です。城内博物館には手織り絨毯、貴重な写本のプライベートコレクションも展示されています。かつてここを訪れた要人の中にはビル・クリントン元大統領、チャールズ皇太子、ジャクリーン・ケネディ大統領夫人もいます。
シティパレスの滞在は、ジャイプールの王族の豊かな歴史と文化遺産、伝統美術に触れる刺激的な旅になることでしょう。滞在中はゲスト専属の執事がお世話を担当し、お買い物ツアーや、地元のミュージアムなどの見どころをガイド付きで回るウォーキングツアーなど、希望に合わせて街体験を手配してくれます。本格ラジャスタン料理をいただくのは、神秘的なアラヴァリス山脈を一望するテラスです。毎日朝食付き。宮殿の緑豊かな庭園を眺めながら、静かな朝食の時間をお楽しみいただけます。放し飼いの孔雀たちが姿を見せてくれることも。
“ Airbnbと私たちがパートナーシップを組むことで、ラジャスタン州の本当の魅力を世界中の旅行者に味わっていただくことができるようになり感激しています。自分自身もAirbnbで旅するときには、文化が異なる初めての街でもとても歓迎されていると感じます。ぜひインドの最高のおもてなしをお届けできたらと思います”
マハラジャのパドマナーバ・シングさん
王宮はこれまで一度も一般旅行者からの宿泊予約を受け付けたことはありません。各予約の収益は地元の非営利団体「プリンセスディヤ・クマリ財団」に寄付され、ラジャスタン州内農村部の女性や職人の支援に役立てられます。「Gudliya Suite」は1泊US$8,000。年内はUS$1,000の公開記念スペシャル料金でご予約が可能です(差額はAirbnbが財団に毎回寄付します)。通常料金に戻るのは、年明けの1月1日からです。
創業以来、Airbnbは常に新しい旅のスタイルを提案してきました。宿泊先は700万件以上あり、どれも個性派ぞろい。うち4,000件以上はお城です。Airbnbはあらゆる旅の可能性を切り拓きながら、これまで通算5億人以上のゲストに夢の滞在をお届けしてきました。
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