Airbnbホストがもらたす1,000億ドルの経済効果

220の国と地域にわたり活躍するホストのみなさまは、Airbnbのコミュニティと事業の基盤です。ホストお一人ひとりの努力のおかげでAirbnbには個性豊かなリスティングが揃い、その大部分はAirbnbプラットフォームのみで掲載されています。また、みなさまには地域コミュニティや地元企業とゲストをつなぐ役割も担っていただいております。ホスティングを通じて、ホストはゲストにおもてなしを提供する喜びのみならず、経済的に困難な時期を乗り切るための副収入を得ることができます。Airbnb共同創業者のブライアンとジョーが、サンフランシスコ市ラウシュ・ストリートのアパートに最初のゲストを迎え入れてから13年。これまでAirbnbを通じてホストのみなさまが得た収入は1,000億ドル以上にのぼります。

Airbnbでは今後数週間にわたり、Airbnbコミュニティの一員として世界中で活躍するホストのみなさまをご紹介し、より多くの方々にAirbnbホストとしてお部屋を掲載していただけるよう後押しをしてまいります。宿泊施設管理会社やサービスアパートメント会社、デザイナーズホテルをはじめとするプロホストの方々が、Airbnbプラットフォームを通じて卓越したおもてなしや豊富な選択肢を提供する一方、ホストコミュニティの大半を占めるのは、Airbnbのウェブサイトやアプリから直接、個人として個室や本宅、別荘を掲載しているさまざまな職業の方々です。

2019年11月より世界規模で実施したアンケートによると、Airbnbホストの職業は、教師(10%)、医療従事者(9%)、ホスピタリティ産業従事者(7%)、テクノロジー産業従事者(6%)、小売業従事者(6%)、金融サービス業従事者(6%)、建設業従事者(5%)、ブライアンやジョーのようなアーティスト(5%)やデザイナーなど、実に多様であることがわかっています。また、全体の約5分の1はすでに退職された方々でした。*

従来からAirbnbホストの半数以上は女性が占めてきましたが、新型コロナウイルスの世界的大流行による経済不況真っ只中の現在も、女性ホストの割合は全体の55%に上ります。また、このような景気低迷は男性よりも女性への影響が大きい(米国大手通信社記事による報道)ことが懸念されています。Airbnbはこれまで、世界銀行から米国のNAACP(全米有色人種地位向上協会)、インドの女性自営労働者協会、南アフリカや中国、日本の農村地域のコミュニティグループにいたるまで、世界中の市民・労働団体と連携し、普段注目されることの少ない国・地域の方々がAirbnbプラットフォームを確実に利用でき、そこから経済的な機会を得られるように取り組んでまいりました。

また、Airbnbのホストコミュニティには、景気後退にともなう未経験者向けの仕事の激減(米国大手通信社記事による報道)により、経済的リスクに直面している若者もいます。実際、米国内のホストを対象にAirbnbが最近実施したアンケートでは、若年層(18歳~24歳)のホストのほうが、より高い年齢層のホストと比較して失業や解雇を経験した割合が高いという結果が出ています。**

ゲストの安全確保への取り組み

新型コロナウイルスが世界的に大流行する中、ホストのみなさまにはゲストの安全確保に全力で取り組んでいただいており、元米国公衆衛生局長官の助言をもとに作成された「Airbnb清掃スタンダード」には、すでに150万人近くのホストが参加しています。Airbnbが最近実施したホストアンケートによると、新型コロナウイルスの世界的大流行の間、米国のホストがゲストにおすすめしたことのうち、1位のレストラン/カフェ(73%)に次いで、屋外の施設や活動が2位(68%)となりました。また、米国のホストの80%以上が28泊以上の長期滞在を受け入れています。

さらに、新型コロナウイルスの感染拡大にも関わらず、多くの方々が新たにAirbnbでホスティングを始めており、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの世界的大流行を宣言した3月11日から2020年8月上旬までの間、20万人以上の新規ホストがAirbnbを通じて最初のゲストを迎え入れました

Airbnbでは、引き続き新しい旅行の好みやパターンが消費者に定着する中、ホスティング事業への投資を通じて、ホストのみなさまの支援に全力で取り組み続けてまいります。

*2019年11月~12月、世界中のAirbnb宿泊ホスト78,900人を対象にアンケートを実施。

**2020年9月16日~24日、過去12か月間に1件以上のリスティングを掲載し、かつ1件以上の予約があった米国内のホスト2,600人を対象にアンケートを実施。