宮城県利府町とAirbnbが東京2020オリンピック競技大会期間に 「イベントホームステイ」を活用したホームシェアを実施へ

Airbnb (本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本語名:エアビーアンドビー)は、宮城県宮城郡利府町と連携し、東京2020オリンピック競技大会(以下、東京2020大会)期間に「イベントホームステイ」を活用したホームシェアを実施します。宿泊を通した旅行者と地域住民との交流を促進し、一生に一度の「国際交流」の祭典への参加を応援していきます。イベントホームステイをきっかけに利府町でしか味わえない観光、グルメや祭事などの魅力を国内外に発信する礎のひとつになることを目指します。 

利府町では東京2020オリンピック競技大会のサッカー競技が7月22日(水)の女子予選を皮切りに計10試合、宮城スタジアム(利府町菅谷字舘40-1)で開催されます。同開催期間中のホームシェアにより、ユニークな宿泊を通じた旅行者と町民のみなさまの交流を促していきます。 

今後は、4月からイベントホームステイに関する説明会と、宿泊者を受け入れる自宅提供者の募集を開始し、Airbnbが持つ専門知識、ネットワークを活用したサポートを通じ、円滑な実施につなげていきます。 

Airbnbは、国際オリンピック委員会(以下、IOC)と国際パラリンピック委員会(以下、IPC)と東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を含む2028年までのIOC「TOP(The Olympic Partner)パートナー」契約 を昨年締結し、長期的パートナーシップとしてオリンピック、パラリンピックの成功をサポートしてまいります。利府町内の自宅を宿泊施設として提供されるホストのみなさまへの支援を強化していきます。 

利府町長の熊谷大(ゆたか)氏は次のように述べています。「Airbnbとイベントホームステイにおいて連携できることを大変喜んでいます。東京2020大会に向けた機運醸成もさることながら、利府町でしか味わえない自然、歴史、食材などの魅力を町民の皆様とともに国内外に発信し、長期的かつ持続可能な観光実現の観点からも、今回の連携が一役買うことを期待します。」

Airbnb Japan株式会社執行役員の長田英知は次のように述べています。「利府町と連携できることは大変嬉しく、同時に町民の皆様をはじめとするすべてのステークホルダーに貢献できるよう取り組んでいくことを改めてお約束します。利府町は日本三景の一つである松島の一角をなし、また杜の都である仙台市に隣接した町として、多面的な要素を持つ地域と理解しています。ホストおよびゲストはもとより地方創生、地域貢献といった観点からも利府町に資すると自負しています。」

東京2020大会期間におけるホームシェアの概要

1 実施期間等

イベントホームステイは、東京2020大会サッカー競技宮城県開催日程を含む次の期間で実施します。

① 令和2年7月21日(火)から7月23日(木)までの3日間(2泊3日)

② 令和2年7月24日(金)から7月26日(日)までの3日間(2泊3日)

③ 令和2年7月27日(月)から7月30日(木)までの4日間(3泊4日)

④ 令和2年7月30日(木)から8月 2日(日)までの4日間(3泊4日)

2 イベントホームステイ合同説明会

イベントホームステイの概要、ホームシェアホスト(※)の募集等に関する説明会を開催します。

※自身が所有する自宅等を提供することによりイベントホームステイを実施しようとする者をいいます。

(1)開催日時等

【第1回】 令和2年4月12日(日)15:00から17:00 (利府町役場2階会議室)

【第2回】 令和2年4月13日(月)18:30から20:30 (利府町役場2階会議室)

※説明会はAirbnb Japan株式会社との共催で実施します。

※第1回、第2回ともに説明内容は同じです。

(2)申込方法

●直接またはFAXの場合

申込書に記入の上、利府町産業振興課商工観光班へお申し込みください。

●Eメールの場合

件名を「利府町ホームシェア実務研修申込み」とし、お名前、ご住所、お電話番号、研修希望日をご記入のうえ、お送りください。

●電話の場合

お名前、ご住所、お電話番号、メールアドレス、研修希望日をお伝えください。

 ●イベントホームステイ合同説明会お問い合わせ窓口

  利府町産業振興課 商工観光班 担当 千田

  〒981-0112 宮城郡利府町利府字新並松4

  TEL:022-767-2120 FAX:022-767-2107 E-mail:kankou@rifu-cho.com

3 ホームシェアホストの要件等

(1)ホームシェアホスト

ホームシェアホストは、各実施期間中に宿泊者の入れ替わりがない態様でイベントホームステイを実施することができます。

(2)ホームシェアホストの要件

ア 宿泊の提供に係る対応を自身の責任で行うことができること。

イ 利府町暴力団排除条例に規定する暴力団員もしくは暴力団または暴力団と密接な関係を有する者でないこと。

ウ 利府町が実施するイベントホームステイ実施のための研修を受講すること。

(3) 提供物件(イベントホームステイ用物件)の要件  

ア 利府町の住宅で、応募者もしくはその親族が現に居住している住宅の一室、または当該住宅と同一敷地内にある離れ等であること。

イ 申請を行う部屋は、宿泊者1人あたり床面積3.3㎡(2畳程度)を確保すること。

ウ 衛生上の管理が適切になされていること(宿泊者が利用できるシャワー、トイレ、洗面設備等が室内又はその付近にあり、清潔な環境が維持されていること)。

エ 宿泊者に提供する部屋に住宅用火災報知器(煙式)を設置していること。または、宿泊者の受入日までに設置ができること。

オ 借家、共同住宅等の賃借物件の場合は、当該住宅の使用及び管理に係るルールを遵守するとともに、賃貸契約で転賃借が禁止されていないこと。または、賃借人から許可を得ていること。

カ 分譲マンションの場合は、マンション管理規定に違反していないこと。

4 ホームシェアホストの募集について

(1)募集期間

令和2年3月23日(月)から令和2年4月30日(木)まで

時間:平日8:30から17:15まで

(2)応募方法

応募者は別紙の「利府町イベントホームステイ申込書兼同意書」を下記の担当あてに郵送または持参により提出してください。

《提出先》利府町利府字新並松4番地  利府町産業振興課 商工観光班

5 ホームシェアホスト及びイベントホームステイ用物件の決定

申請内容の確認及びイベントホームステイ用物件の現地調査を実施し、募集要件に該当する場合は、応募者に対して自宅等をイベントホームステイ用物件としての提供を要請する旨の連絡をします。

※町からの要請があるまでは宿泊者の募集等を行うことはできません。

6 事業に関する連携

イベントホームステイに関する情報発信やホームシェアホストに対するサポート等については、連携協定に基づき、Airbnb Japan株式会社と相互連携により進めます。 

《予定している主な連携事項》

・ ホームシェアホスト希望者向け研修会の実施

・ ウェブサイト「Airbnb」への情報掲載、予約受付サポート 等

≪参考≫

1 イベントホームステイとは

「年数回程度のイベント開催時であって、宿泊施設の不足が見込まれること、又はホームステイでの宿泊体験を通して、地域の人々と旅行者の交流を創出する地方創生の観点から、開催地の自治体の要請等により自宅を提供するような公共性の高いもの」について、「旅館業」に該当しないものとして取り扱い、自宅提供者において、旅館業法に基づく営業許可なく、宿泊サービスを提供することを可能とするもの。

2 シェアリングエコノミーとは

個人等が保有する活用可能な資産等(スキルや時間等の無形のものを含む)を、インターネット上のマッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能とする経済活性化活動のことを指す。

シェアリングエコノミーは、主に、空間・モノ・移動・スキル・お金の5つに領域に分類され、ITの普及・高度化に伴い、空き部屋、会議室、駐車スペースや衣服のシェア、家事代行、育児代行、イラスト作成のマッチングなど多様な分野で登場している。