Airbnb Japan、良品計画による鴨川市のリノベ済古民家を掲載

世界最大級の旅行コミュニティプラットフォームのAirbnb（本社：米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下：Airbnb、日本語名：エアビーアンドビー）の日本法人は8月1日、無印良品を展開する株式会社良品計画（所在地：東京都豊島区、代表取締役社長：堂前 宣夫）との包括連携協定の第二弾として、千葉県鴨川市で良品計画が企画・デザインを担当し、リノベーションした築100余年の古民家を新たにオープンし、Airbnbのプラットフォームに掲載します。現地での体験を含めた中長期滞在施設「MUJI BASE KAMOGAWA」が良品計画によって運用が開始されることを機に、「暮らすように滞在する」ことを目的にエリアの活性化を図っていきます。宿泊予約の開始は、2023年7月20日の予定です。

良品計画は「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、地域の皆さまと課題や価値観を共有し、地域課題に取り組むとともに地域を活性化するさまざまな活動を行う中の一つとしてこれまで、全国の古民家のインテリアコーディネートおよびリノベーションを通じて、不動産の価値を高めて再活性化を図る事業を数多く展開しています。2018年からに続き、今年4月に千葉県鴨川市から５年間の指定管理者として指定を受けた「里のMUJI みんなみの里」とともに、地域の魅力発信をさらに強化。当施設では宿泊施設のフロント機能を担い、隣接する「Café＆Meal MUJIみんなみの里」ともサービスの一部を連動します。

またAirbnbでは、古民家、町屋・町家、土蔵・蔵、茅葺き屋根、寺院、城、重要な文化財としての歴史ある建造物といった「歴史ある建物」を自社サイトにリスティング（宿泊施設）として多数掲載しており、2月には一般社団法人全国古民家再生協会に1億5000万円を寄付、長期にわたって循環利用できる住宅のさらなる普及・拡大を目指し、伝統資財・古民家等の再生リサイクルに関する事業をサポートしています。今回、包括連携協定の第二弾として当プロジェクトを通じて両社は、国内外のゲストが全国のホストや地域の人・コミュニティと人とつながり、各土地での古くから伝わる伝統文化、建造物に触れる機会をさらに創造していきます。

古民家「MUJI BASE KAMOGAWA」の主な概要は次の通りです。

• 施設名称： MUJI BASE KAMOGAWA
• 所在地： 千葉県鴨川市大幡
• 収容人数： 最大5名
• 延べ床面積： 156㎡／47.19坪
• 鍵の受け渡し：里のMUJI みんなみの里（千葉県鴨川市宮山1696番地）で受け渡し
• 予約サイト：https://airbnb.jp/h/mujibase-kamogawa
• 施設について：
  各地域に暮らすように滞在し、良品計画が提案する「感じ良い暮らしと社会」を体現する中長期滞在事業における第一弾として当古民家をリノベーションした宿泊施設。宿泊のゲストには、無印良品のアメニティや地域の旬の食材セット（有料）などが用意されます。市内ではすでに「里のMUJI みんなみの里」を中心に地域に根差した活動を広く行っており、今回の宿泊事業の開始でより一層地域の活性化に従事することを目指します。良品計画は、鴨川地域の生活文化に溶け込む暮らし方の提案として、“食と農”をテーマに地域事業者の方々と協業し、生産者から農業を学びながら体験できるプランなどを、宿泊者限定で提供をしていく予定です。

【良品計画とAirbnb Japanによる包括連携協定について】

両社は2022年9月、「全国の遊休不動産の共同プロデュースを行い、日本の宿泊施設の多様化と地域のにぎわいづくりに寄与する」ことを目的に包括連携協定を締結、すでに北海道清水町の移住体験住宅（旧教員住宅）を「現地に暮らすような宿泊体験ができる空間」として、インテリアコーディネートおよびリノベーションを実施し、同町に移住を検討する町外からのゲストに大変好評です。今後も両社では、全国各地の空き家や商店街の空き店舗、日本の伝統古民家や、地方自治体が所有・管理する住宅等の共同プロデュースを行い、双方の強みを生かしながら新たな価値を吹き込むことで、多様性に富んだ宿泊施設をAirbnbのプラットフォーム上で国内外の旅行者が予約できるようにしていく予定です。