Airbnbと京都造形芸術大学が包括的な連携に関する協定書を締結

2018年12月4日(日本時間): Airbnbと学校法人瓜生山学園 京都造形芸術大学(住所:京都市左京区北白川瓜生山2-116 学長 尾池 和夫 以下、京都造形芸術大学 )は、2018年12月4日、京都ならではの伝統・秘蔵文化の体験を提供する目的で、地域社会から派生した芸術のムーブメントを支え、シェアリングエコノミーを通じてコミュニティと共に成長する考えを表明し、包括的な連携に関する協定書に合意したことを発表しました。

Airbnbはテクノロジーのプラットフォームを通じ、旅行に関心を抱く人々が地域の文化や芸術に触れることによって、より一層ユニークで豊かな体験の機会を提供します。一方、文化的活動に励んでいる人々や、創作活動に余念のないアーティストには、自社のプラットフォームを通じて、その活動や作品を知ってもらう機会を提供し、クリエィティブなコミュニティの支援をします。

映画、ビジュアルアーツ、建築、娯楽、写真、音楽そしてファッションの分野で働く人々はAirbnbコミュニティの中核にいます。Airbnbの創業者は、ロード・アイランド・スクール・オブ・デザインの卒業生であり、彼らがホストをしていた頃の最初のゲストは、デザインカンファレンスに参加した人々でした。創業者のブライアン・チェスキーとジョー・ゲビアもかつて、デザイナーであり、当時住んでいたサンフランシスコのアパートの高騰する家賃を払うために、アパートの一室の床にエアーマットレスを敷き、宿泊場所として貸し出し、さらに朝食も提供してゲストにおもてなしをしたことが、やがてホームシェアリングビジネスを始めるきっかけとなりました。

京都造形芸術大学は「芸術教育の社会実装」を教育方針として掲げ、芸術を単なる自己表現に留めるのではなく、芸術家や学生が作品制作・研究のプロセスを通じて、社会の課題とどう向き合うかを考え続ける姿勢を大切にしています。ゆえに、社会の一員として自身が役割を担い、コミュニティの課題解決や幸福な体験価値の提供に貢献できると自負しております。

このようにして、両者は芸術が社会にもたらす普遍的な要素に共鳴し、この度、包括的な連携に関する協定書を結びました。

【主な連携内容】

京都造形芸術大学の学生による芸術作品をAirbnbの宿泊施設で鑑賞
Airbnbと京都造形芸術大学は、同大学の学生・卒業生等による芸術作品をAirbnbに掲載されている宿泊施設に飾ることにより、ホストが選んだアート作品によってホストとゲストがコミュニケーションを交わし、ゲストが芸術作品に囲まれながら暮らすように旅することができる環境を提供する取り組みを始めました。

Airbnbと京都造形芸術大学による寄附講座開講
また、Airbnbと京都造形芸術大学は、寄附講座も合わせて開講します。情報デザイン学科 クロステックデザインコースにおいて開講される寄附講座では、「次世代のホームシェアリング」をテーマとして、世界中にあるユニークで感動的な場所を提供するホストと現地での本物の体験を探す旅行者をつなぐための新たなサービスを、新しいテクノロジーとデザイン教育を学ぶ学生たちがAirbnb担当者と協働しながら構築することを目指します。

Airbnb Day in Kyoto
さらに、連携の第一弾として、両者は本日、京都の芸術と文化を祝うイベント、Airbnb Day in Kyotoを開催します。Airbnb Day in Kyotoでは、伝統文化と芸術の古都、京都にふさわしい日本の伝統を象徴するパフォーマンスが繰り広げられます。和太鼓 悳炎・花結師TAKAYAさんによるパフォーマンスをはじめ、京都造形芸術大学副学長小山薫堂とAirbnb Japan株式会社執行役員長田英知によるパネルディスカッションなど、多彩な催しが繰り広げられる予定です。

Airbnb Day in Kyoto の概要
日時: 2018年12月4日(火)雨天決行
開場:13:00 開演:13:30~15:00
会場: 京都芸術劇場 春秋座
住所:〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116 京都造形芸術大学内

<プログラム>

・和太鼓 悳炎・花結師TAKAYAさんによるパフォーマンス
・Airbnb株式会社 執行役員 長田英知による開会の挨拶及び、Airbnbの取組みについてご紹介
・京都造形芸術大学 尾池学長によるご挨拶
・Airbnbキャラバンカー取組み紹介
・京都造形芸術大学 情報デザイン学科 クロステックデザインコース教授 軽部 政治による連携プロジェクト発表
・京都造形芸術大学副学長小山薫堂、Airbnb株式会社執行役員長田英知、大徳寺真珠庵 山田宗正(そうしょう)住職、華道家 池坊美佳によるパネルディスカッション

*Airbnb Day in Kyotoでは、下鴨茶寮による軽食もお楽しみいただけます。

<Airbnb(エアビーアンドビー)について>
2008年に創業されたAirbnbは、誰もがどこにでも居場所を感じることができる世界をつくることをミッションとしています。その実現のために、地方ならではの旅をサポートし、多様な選択肢とすべての人々の参画機会がある、持続可能な観光産業を支援します。独自のテクノロジーを活用し、空き家・空き部屋や、ホスピタリティ精神に溢れる起業家としての才能や情熱をプラットフォームに掲載し、収入を得る手段とすることによって、世界中の地域・個人に持続的な経済効果をもたらしています。当社のマーケットプレイスには、世界191か国以上、81,000以上の都市で500万を超えるユニークな宿泊施設が掲載されています。「体験」では、世界1,000以上の都市で、約15,000にのぼるユニークかつ手作りのアクティビティが提供されており、今までになかった地域コミュニティそのものを体感いただけます。Airbnbの人と人をつなぐプラットフォームがホスト、ゲスト、当社社員、そして地域社会を含む、当社が関わり得るすべての方々にとって価値あるものとなるよう、努めてまいります。
https://airbnb.jp

<学校法人瓜生山学園 京都造形芸術大学について>
1977年に前身の京都芸術短期大学の開学から41年を迎える総合芸術大学。1998年には、4年制の芸術大学では初めての通信教育過程を開設しました。現在、18歳から95歳が学ぶ日本で最も学生数の多い日本最大規模の芸術大学です。開学の哲学として「京都文藝復興~藝術を学ぶことを通じて、人間とは何か、社会とは何かを考える学生を輩出する」「藝術立国~藝術を学んだ学生たちの力で社会のより良い変革に寄与する」ことを掲げ、多地域・多世代に向けた芸術教育を推進しています。教育方針の一つとして「芸術教育の社会実装」を目指し、企業や自治体、海外の大学と連携した様々な課題解決プロジェクトを推進しており、文部科学省、経済産業省の各種事業にも採択されるなど、その活動に注目が集まっています。2019年4月には、附属の通信制高等学校と保育所の開設も控えるなど、「人生100年時代」の学習モデルの構築を推進しています。
https://www.kyoto-art.ac.jp/

<クロステックデザインコースについて>
京都造形芸術大学 情報デザイン学科クロステックデザインコースでは、さまざまな分野・領域を横断したテクノロジーに、デザインをクロスさせることによって、日常生活におけるサービスや、ビジネスシーンにおいてイノベーションを起こす人材を育てています。メルカリ、シャープといった日本を代表する企業との連携を通じ、研究成果の実用化を目指しています。
https://www.kyoto-art.ac.jp/art/course/x-techdesign/lp/

*このプレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。
*「Airbnb」「エアビーアンドビー」「エアビー」の各名称及びロゴはAirbnb Inc.の登録商標です。