Airbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本語名:エアビーアンドビー、以下: Airbnb)は本日、地域における未来志向で持続可能な観光のあり方を検討することを目的に、観光や地域課題に関する有識者ならびに地域住民の方々による外部有識者会議「新しい観光を考える会」を設立いたしました。
観光は日本の経済発展の鍵をにぎる産業です。従来の団体旅行にない地域の固有の文化や習慣に触れるなど体験型の新たな観光スタイルの定着が、観光業界の成長と、より豊かな旅や地域のあり方に貢献することは、政府の観光立国に向けた戦略でも示されています。
Airbnbは、2018年6月の住宅宿泊事業法の施行以降も、法令の遵守に力を入れており、様々な自主的措置を講じることによる違法民泊の排除や、日本の観光の活性化に向けた取り組みを展開しています。しかし、観光客の増加による生活環境の変化や、観光客のマナーなど、様々な課題にも目を向ける必要があります。さらには、空き家問題、地域を活性化させる経済活動の不足、東京オリンピック・パラリンピック期間中の観光課題も上げられています。これらを踏まえ、地域の皆さまとともに考え、皆さまが恩恵を受けられる持続可能な観光のあり方を目指すために、更なる取り組みが必要だと考えております。
そこで、有識者や地域の皆さまにご参画いただき、観光に関する現状や地域の課題に関して議論する場として「新しい観光を考える会」を、設立いたしました。本会は、観光の課題が日に日に大きくなりつつある主要な地域(東京、大阪、京都)にてそれぞれ外部有識者会議を設立。また、日本全体の課題を考える「日本の新しい観光を考える会」も合わせて設立いたします。
2019年 3月までに、外部有識者会議での議論をもとに、観光客と地域の皆さまが共存共栄するための未来志向で持続可能な提言をまとめ、行政や地域の方をはじめ様々な方に向けて発信することで、地域の課題解決と観光立国の実現に貢献して参ります。