Airbnb Japan、長野県の「空き家」を通じた つながり人口(関係人口)を創出拡大する取組みに協力

Airbnbの日本法人は、これまで長野県の自治体等と関係人口創出を目的とした包括協定を締結していますが、その経験を活かしてこのたび県が進める域内の活性化に寄与する「つながり人口(関係人口)」の創出拡大する取り組みに協力いたします。

Airbnbによる長野県への協力内容

  • 長野県企画振興部信州暮らし推進課が推進する県内地域の活性化に寄与する「つながり人口(関係人口)」の創出拡大プロジェクトに協力
  • 長野県内の地域作りに携わる人たちを対象にした空き家DIYイベントのノウハウを学ぶ研修講座、空き家DIY等を長野県が実施する際に、当社の国内各地自治体等との関係人口創出提携実績から「共創人口」構築に向けたアドバイスを提供

Airbnb Japanではこれまでに、新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、旅行や人々の交流がまだ難しい中でも長野県観光機構(2021年5月)、辰野町(同9月)、飯田市及び南信州観光機構(同11月)、とそれぞれポストコロナ時期を見据えた積極的な域内の関係人口創出と新しい価値創造を促進する包括提携協定を結んでいます。こうした提携では、当社が強みとする若年層を中心としたゲスト(宿泊者)と現地コミュニティがつながり、「暮らすように旅する」というAirbnbの特徴的な旅行スタイルを通じた「新しい観光需要創出と早期回復」を共同で目指すなどの取り組みを数多く行っており、ホストやゲスト、そしてコミュニティの有機的な交流が進み、関係人口の創出に寄与していると考えております。

長野県は、多様に地域と関わり、地域の活力維持・創出に寄与する者を増やすため、「つながり人口(関係人口と同義)」の取組を進めていますが、今年秋に県は「共創人口構築事業」の一環として以下のイベントを実施予定で、当社も協力の予定です。

Airbnbがアドバイス予定の長野県主催「空き家DIYイベント」

  1. 飯田市(天龍峡)
    DIYの内容:廃業した旧歯科医院を、地域と観光客などが交流する空間に改築
  2. 王滝村

DIYの内容:廃業した旧民宿を、学生やアーティストが集うシェアハウスに改築

長野県による「空き家DIYイベント」の詳細とプレスリリースは以下をご覧ください。

当社では今後も、日本国内でも社会課題となっている空き家・古民家等を有効活用した、Airbnbでのホスティング活動の促進を支援し、来るべき本格的なポストコロナ期を見据えた地方観光地の持続的発展に寄与していきたいと考えております。

<長野県企画振興部長 清水 裕之 コメント>

長野県では、コロナ禍における都市部住民の地方回帰機運の高まりを好機ととらえ、市町村・民間事業者等と連携し、都市圏から本県への人や企業を呼び込む信州回帰プロジェクトを展開しています。その一環として、今年度は地域に存在する「空き家」を関わりしろに、地域も巻き込んだつながり人口(関係人口)の創出拡大に取り組んでいます。その中で、すでに長野県内でも地域づくりにおける実績があり、世界最大級の旅行プラットフォームであるAirbnb Japan様と連携してプロジェクトを推進できることは、大きな後押しになると考えており、今後の成果を楽しみにしております。

<Airbnb Japan 代表取締役 田邉 泰之 コメント>

Airbnb Japanでは、コロナ禍を経て「人との繋がり」の需要が拡大してくると考えております。旅行需要が回復する今後、人の魅力が伝わる地域コミュニティを育成することで「関係人口」を創出することがますます重要で、さらに若者が関わりやすい余白を提示し、共感から熱狂に変えていく仕掛けによって効果をより一層高めることができると考えます。すでに当社は、僅か5ヶ月間の辰野町での取り組みで、Airbnbホストがコーディネイターとして旅行者と地域をつなぎ、関係人口を100名以上創出し、町内に企業の支店開設や新たな人と人の繋がりが生まれ始めています。ホームシェアリングを通じて、新しい時代に新しい人の繋がりと周辺ビジネスが生まれて、地域経済全体の活性化につながるような取り組みを長野県と相互に連携しながら推進していきたいと考えております。

※「Airbnb」「エアビーアンドビー」「エアビー」の各名称およびロゴはAirbnb Inc.の登録商標です。