Airbnbは、2018年3月19日より、トリップ・プラットフォーム(以下:体験)を拡大し、関東エリア、関西エリア以外では初となる福岡で体験の募集を開始してまいります。
Airbnbは、2016年の秋、これまでのホームシェアリングをベースとした革新的なサービスに「体験」を追加し、包括的な旅のプラットフォームとして進化しています。2017年に、世界60都市で何千もの新しい「体験」が提供されるようになったことで、「体験」の予約件数は1年間で2500%増(「宿泊(ホーム)」の初年度と比べ25倍のペース)と飛躍的に増加しました。さらに、「体験」の91%がレビューで5つ星を獲得するなど、ゲストから圧倒的な支持を得ています。
2018年、Airbnbはさらなる挑戦として「体験」の規模、質ともに大幅に拡大し、より個性的な「体験」の提供を目指します。日本では現在、関東エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、関西エリア(大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、滋賀県)での体験の募集を開始しており、各地域の魅力を地元の人の視点から提案しています。今回、九州を代表する都市である福岡での「体験」サービス提供を開始することで、食、アート、自然、スポーツ、エンターテイメント、社会貢献など様々な分野で各々のスキルを共有し、福岡ならではの観光の担い手が増えることが期待されます。
体験の中には、福岡市経済観光文化局や福岡地域戦略推進協議会(FDC)との商店街活性化の取り組みの一環として箱崎での体験を掲載。地域の生活を垣間見ることができる商店街を体験として世界に発信し、旅と日常をつなぐことを通じた商店街活性化のモデルケース作りの試みを行います。
今回の拡大に関して、Airbnb Japan株式会社代表取締役の田邉泰之は以下のように述べています。「福岡へのAirbnbゲストは昨年と比べ、74%伸びており、アジアにも近い国際ハブの都市として、さらなる観光客の増加が見込まれます。九州を牽引する経済に加え、豊かな自然や食文化として魅力溢れる福岡にも、「体験」サービスを拡大することで、地元の人が主役になるさらに豊かな旅のお手伝いができることを大変嬉しく思います。」
Airbnbの「体験」は、観光客にとって新しい視点からその都市を体験し、地元コミュニティを深く知るための手段となっています。同時に、人の集中する市内中心部から離れるきっかけを作ることで旅の目的を多様化するのに役立ちます。またホストにとっては、自分の趣味や情熱を活かして副収入を得ることで、観光の恩恵を受けつつ、観光客との深い交流を可能にします。さらに、地元に暮らす人々も、それまで出会うはずのなかった人々やこれまで知らなかったことを発見できるきっかけとなっています。
以下、地元ならでは視点で新たな体験を始められたホストさんをご紹介します。
<福岡の体験サービス>
博多人形絵付体験 職人の技 膠(にかわ)を使って伝統工芸を楽しむ
福岡生まれ福岡育ち、博多人形をはじめて約45年のMieさんと、博多人形伝統工芸士、博多マイスター、博多人形育成塾講師など様々なスキルをお持ちで、博多人形を初めて50年のShojiさんがホストを務めるこちらの体験では、絵具と膠を使って世界に一つだけのオリジナルの博多人形を作製できます。絵付けが終わった後には、抹茶を飲みながらゆったりと休憩する時間も設けられ、ゆったりと伝統工芸の世界に触れることができるでしょう。
ホストは、登山歴40年以上で世界中の山々(日本各地、ネパール、アラスカなど)を登ってきたOsamu&Namiさん。665年に、天武天皇によって建てられた基肄城(きざんじょう)がかつて存在し、今でも礎石と水門が残る場所で、「基山(きざん)ハイキング」が行えます。ハイキング中は、土地の歴史やそこに自生する植物の効能や使い方を説明していただき、山頂ではうどんがアウトドアクッキングで提供されるので、美しい景色を眺めながら最高の休憩時間を過ごすことができます。
ホストは、箱崎で生まれ育ち、今は建築の仕事ををされているKoheiさん。Koheiさんは、歴史・文化に溢れ、昔ながらの人と人のつながりが残る日本でも指折りのローカルな魅力に溢れるまち「箱崎」の日常を発信するために活動をされています。体験では、「飲み歩き」をしながら、日常的な日本の食文化を知り、地元の人の「飲みスタイル」を体験することができます。まず初めに行くのは「角打」です。酒屋で様々なお酒を簡単なおつまみとともに楽しめるラフな酒場が「角打」です。その後、地元のバーやレストランをはしごし、地元の人に愛されてきた「屋台」のラーメンで終了します。