釜石市とAirbnb、観光促進に関する国内初の覚書を締結!

おもてなし精神が世界に知られている日本。

本日、東北地方にある釜石市とAirbnbは新たな提携の発表を行えることを大変嬉しく思います。

この提携により釜石市の観光を促進し、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの試合会場地である同市への国内外からの旅行客増加を目指します。

新たな方法での地方観光促進

釜石市長の野田武則氏とAirbnbの共同創業者でCPO(チーフ・プロダクト・オフィサー)を務めるジョー・ゲビア (Joe Gebbia) により調印された本覚書。

これにより、2011年に東日本大震災による大きな被害があった地域の観光促進を図っていきます。

 

釜石市とAirbnbの提携内容

  • 民泊(ホームシェアリング)の推進をはじめ、釜石市の更なる観光振興を図るため、潜在旅行者を釜石市に誘致するために協働する。
  • 既存及び潜在的なホームステイの提供者に対して、Airbnbを含む新たなインターネット・プラットフォーム利用を促進するための基本的なトレーニング及び関連資料を提供する。
  • 2019年のラグビーワールドカップを始めとする大規模なイベント開催時における釜石市への旅行者の来訪に対応するために、地域内外の観光関係者等とのパートナーシップを通じて、既存の及び潜在的なホームステイの提供者に対して、Airbnbを含む新たなインターネット・プラットフォームへの適応を促進するための基本的なトレーニング及び関連資料を提供する。
  • 必要に応じて、非常用宿泊施設の提供にAirbnbのホストコミュニティを活用する地域災害対応プログラムを策定し、釜石市の地域防災計画を支援する。

 

釜石市長の野田武則氏は、次のように述べています。

「ご存じのとおり、釜石は3年後にラグビーワールドカップの開催を控えており、国内外から多くのラグビーファンの来訪が期待されています。訪問客をお迎えできることを今から楽しみにしていますし、このたびAirbnbと覚書を締結したことで、当市をはじめ三陸地域の観光を促進し、東日本大震災からの復興の加速化に繋げていきたいと考えています。」

 

 

また、Airbnb共同創設者兼CPOのジョー・ゲビアは次のように述べています。

「日本は、世界中からの観光客を惹きつける豊かな文化的遺産が数多くあります。そして、日本が誇るおもてなしは、伝統的な観光地だけに止まりません。釜石市との提携により、釜石市の観光を促進し、2019年のラグビーワールドカップに向け地域活性化に貢献できることを嬉しく思います。」

 

今後、同提携による釜石市を始めとした三陸地域の観光が盛り上がっていく事に期待です。

皆さんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。

日本におけるAirbnbの現状

  • 約4万1千件のリスティング数 (部屋数)  *前年比200%の増加率。
  • 約130万人のゲスト利用者数 (2015年実績)
  • インバウンド訪日客の増加率500% (2015年実績)  *全世界で最も高い成長率。
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